概要
SiNGRAY Stereo PROカメラは、Stereo STDカメラの上位機種で、2DカラーセンサとToFセンサに加え、3Dステレオカメラまで、すべてのセンサを搭載し、さらに、超高速なAIプロセッサ及び、IMUプロセッサ(9軸ジャイロ)を搭載した2D3DトリプルセンシングハイエンドAIスマートカメラ(シン・イメージング対応デバイス※1)です。ステレオ映像、カラー映像、3Dデプス映像を同時に撮像し、物体認識、ジェスチャー認識などAI画像認識及び、自己位置推をリアルタイムに処理できます。Stereo STDと同様に非常にコンパクトな一体型構成でありながら、自己位置推定技術とAI認識機能を搭載できるため、これまで不可能とされてきたあらゆるサービスの”目”としてご利用いただきます。また、Windows及び、Linuxに対応したSDKにより、簡単に撮像制御から認識処理まで構築可能で、システムからソリューションまで様々なシーンでご活用いただけます。
※1:超スマート社会に向けたモバイル性”移動性”、”携帯性”、”機動性”に優れた最新のイメージングデバイス。
特徴
- ToF解像度(H × V):640x480 最大30fps / 320x240 最大30fps
- ToFセンサFOV:78°(D)×64°(H)×50°(V)
- ToFセンサ奥行計測範囲:0.05~5.0メートル、屋内屋外対応
- ToFセンサ奥行計測精度:≤1%
- RGB解像度(H × V):1920x1080 最大30fps / 1280x720 最大30fps / 640x480 最大30fps
- RGBセンサFOV:79.9°(D) × 68°(H) × 53°(V)
- ステレオセンサ解像度:1280×800 最大50fps / 640×400 最大60fps
- ステレオセンサベースライン長:80mm
- ステレオセンサFOV:150°(D) ×130°(H) ×74°(V)
- ステレオセンサ奥行計測範囲:0.5~8.0メートル
- ステレオセンサ奥行計測精度:≤3%(0.5~3.0メートル)、≤10%(3.0~8.0メートル)
- IMU:9軸、1000Hz
- 消費電力:15W以下
- 外形寸法・重量:116mmx25mmx18mm・127g(本体のみ、ヒートシンクなし)
- データ出力:USB Type-Cコネクタ
- ソフトウェア
- 撮像用ツール「StereoPRO Viewer」:Windows10 、Ubuntu18.04 、 Andriod7以上対応
- 開発用ソフト「StereoPRO SDK」:Windows10 、Ubuntu16.04 / 18.04 / 20.04、ROS、Andriod7以上対応
仕様
ToF解像度(HxV) | 640x480 最大30fps / 320x240 最大30fps |
ToFセンサFOV | 78°(D) × 64°(H) × 50°(V) |
ToFセンサ奥行計測範囲 | 0.05~5.0メートル、屋内屋外対応 |
VCSEL波長 | 940nm |
ToFセンサ奥行計測精度 | ≤1% |
RGB解像度(HxV) | 1920x1080 最大30fps / 1280x720 最大30fps / 640x480 最大30fps |
RGBセンサFOV | 79.9°(D) × 68°(H) × 53°(V) |
ステレオセンサ解像度 | 1280×800 最大50fps / 640×400 最大60fps |
ステレオセンサベースライン長 | 80mm |
ステレオセンサFOV | 150°(D) ×130°(H) ×74°(V) |
ステレオセンサ奥行計測範囲 | 0.5~8.0メートル |
ステレオセンサ奥行計測精度 | ≤3%(0.5~3.0メートル)、≤10%(3.0~8.0メートル) |
IMU | 9軸 1000Hz |
VSLAM機能 | VIO、SLAM、CSLAM、マッピング、平面検出 |
エッジAI機能 | 物体認識、顔認識、ジェスチャ認識、バーコード/QRコード認識など |
外形寸法・重量 | 116mmx25mmx18mm・127g(本体のみ、ヒートシンクなし) |
データ出力 | USB Type-C コネクタ |
給電方式 | USB Type-C コネクタ経由5V 3A |
消費電力 | 15W以下 |
開発用SDKソフトウェア | Stereo PRO SDK C++/ Windows10以上、Ubuntu16.04/18.04/20.04/ROS/Andriod7以上 |
撮像用Viewerソフトツール | Stereo PRO Viewer Windows 10、Ubuntu18.04、Andriod7以上 |
動作温度 | 0~ 60℃ |
構成
カメラ本体及びUSBケーブルまたはヒートシンクが同梱されています。
※USBケーブルは、カメラ側:TypeC パソコン側:TypeA
ソフトウェアについては、サポートサイトより最新版をダウンロードしてご利用ください。
・撮像用ツール「StereoPRO Viewer」:Windows10、Ubuntu18.04、Andriod7以上対応
・開発用ソフト「StereoPRO SDK」:Windows10以上、Ubuntu16.04/18.04/20.04、ROS、Andriod7以上対応
接続方法と動作確認
2)カメラからの映像を表示するには、撮像用Viewerツール「StereoPRO Viewer」を使用します。サポートサイトより、最新版をインストールしてご利用ください。
※Viewerのインストール方法及び、操作方法は、サポートサイトの「ユーザーマニュアル」をご参照ください。
※Windows環境の場合、Viewerを実行する前にドライバーはインストール必要です。UbuntuとAndriod環境ではドライバーインストール不要です。
● Windows環境でのドライバーインストール方法
1)Windowsデバイスマネージャーを開き、カメラ接続すると、以下の3つのデバイスが見えます。
2)Zadigソフトウェアを下記のURLよりダウンロードし、実行してください。(https://zadig.akeo.ie)
3)VSC interface→libusb-32を選択し、Install Driverをクリックしてください。
4)インストール完了後、VSCインターフェースは下記のようになります。
開発方法
開発用ソフト「StereoPRO SDK」(Windows10 、Ubuntu16.04/18.04/20.04、ROS、Andriod7以上対応)をサポートサイトよりダウンロードしてご利用ください。
※インストール方法及び、プログラミング方法については、サポートサイトのSDKマニュアルをご参照ください。
ドライバー
Stereo PRO Viewer Win64_MV3.2.0-2.101_20221009のバージョンからドライバーはWindowsのViewerと同じ圧縮フォルダに入っています。